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SixTONES10周年一発目のシングル「音色」のフルサイズMVが公開、奏でられた音色からSixTONESとの「絆」が示される

 SixTONESの京本大我が主演する、カンテレ・フジテレビ系 火曜23時ドラマ『お迎え渋谷くん』主題歌の新曲「音色」が、同グループ結成日である5月1日に発売された。壮大なストリングスとホーンセクションが包み込むグルーヴィーなバンドサウンドに、仲間(あなた)と“出会えた”だけで“うれしい”という想いを込めて6人の歌声が重なりあった“絆ソング”となっている。4月5日に公開されたYouTube ver.のMVには6人の子ども時代の印象が散りばめられており、歌詞と同じく素直に飾らない彼らの姿が映し出され、そこから未来の光が見えるそのエモさは、心をあたたかさで包み込んでくれるかのよう。聴く人を優しい喜びで包んでくれる同楽曲とそのMVについて今回は語りたいと思う。

ジェシーが見送るラストシーンなどが追加、よりエモさがあふれるMVに!

 「音色」の情報が解禁されたのは、先月まで開催していたドームツアー「VVS」の福岡公演でのことだった。公演のMC中、京本大我のXでSixTONESの結成日である5月1日に新曲を出すことをファンに告知しながら、リアルタイムでもつぶやくというサプライズ発表。そのポストは「結成丸9年、そして10周年目突入の最初のシングル、楽しみにしててくれい!」と締めくくられており、その粋な演出から「もう9年なんだ」「もう10周年なんだ」と何とも言えぬ心が震えるような気持ちになった人も多いだろう。

 そしてそのYouTube ver.のMVが発表されたのは4月5日。楽曲自体は『お迎え渋谷くん』ですでに公開されていたものの、そこには多くのファンの喜びのコメントが並ぶ。元々、事前の告知ポストでも「どんなMVになるか楽しみ」と期待が高まりに高まっていたが、コメント欄にもあるように、6人のたどってきた道筋を思い返すようなコメントや、ずっと6人でいられる事をただ願ってるという応援コメントまで、幸せとぬくもりに満ちていた。

 そして5月1日。フルサイズのMVがついに公開。前バージョンでは収録されていなかったパートや新たなラストが付け加わったことで、より作品としての深みが見て取れた。新たに公開されたパートでは、これまで普遍的な絆について歌われていたところ、SixTONES6人の内省が語られている。松村北斗のソロから始まり、さらには田中樹のラップ。そしてジェシーが自転車の練習に付き合うシーンなど、より気持ち高まる光景が続いていく。

 Team SixTONES(彼らはファンを含めSixTONESに関わる人全てをこう呼ぶ)と手を取り合って共に歩んできた道、様々なことを乗り越えて彼らとTeam SixTONESの心と心がつながる。そんな意味合いも感じ取れる映像作品となっているように思う。6人が肩を組んだシーンで森本慎太郎が誰もいない場所へ手を伸ばしているが、そこにいるのは「あなた」。この想いがより鮮明になったと感じる。

 ラストには、ジェシーが自転車に乗っている子ども時代のジェシーを見送るシーンがあり、ここでは郷愁感が深まる。過去は去っていき、そして「今」の自分が残る。ジェシーにはソロデビューの話があったが、この6人でいることを選んだ。そのジェシーがソロパートで「一人で生きられないわけでもないのに この道選んでる」と歌うところでは涙があふれたし、だからこそ、このラストシーンでは彼の眼の前に「SixTONESの未来」があるのを感じた。まさにこれまでの丸9年、そして10周年一発目、未来への第一歩を飾るにふさわしいMVとなっている。

さまざまなMV、それぞれの「音色」の違いが、我々に無限大の楽しみをくれる

 また4月23日には、レコーディングメイキングバージョンも発表された。まず驚くのは、いきなりあの一発目であの「声」を発せられるジェシーだ。それはまるで魔法のようで、その魔法にかけられ、彼らの「音色」が我々の耳から心へと響き渡る。ここでは明確に6人の歌声が交差する瞬間が目に見え、感情を揺さぶってくる。友情、愛、絆、喜び、感謝…すべてがユニゾンの「音色」に込められているように思えた。
 そして関連映像では「音色」360°MVも5月3日に公開。ここでのSixTONESは完全にはじけている。楽曲、その他のMVでもそうだが、このバージョンではさらに彼らが我々を元気づけてくれるように感じた。子ども時代に抱いた「秘密基地」への憧れ。その「秘密基地」の現場で、それぞれが茶目っ気を見せたり、おどけてみせたり、6人それぞれの「楽しそうな空気」が「音色」として視覚化されたような気がする。個人的に目を引いたのは松村北斗の“おふざけ”だ。これまでの彼のクールなイメージもあるのだろうが、なんというか「じわる」。まったくもってミステリアスな人だ。

 このようにMVもバージョン一つ一つの「音色」が違う。さまざまな“音色”がそこにあり、それぞれを眼にするたびに新たな感情に出逢え、そして希望と幸せを感じる。だが最終的に想いは収束していく。「我々はこれからもSixTONESとともに歩み、彼らの音楽を愛し続けていきたい」…その「特異点」へだ。

ジュニア時代のSixTONESの代表曲の歌詞にもあった「音色」…彼らの「核」が奏でられる

 SixTONESがデビュー前に歌っていた曲のなかに「Amazing!!!!!!」という曲があるのはもちろんご存知だろう。この曲は2016年当時のオリジナル曲で、デビュー前のSixTONESの代表曲といえる。グループ名が歌詞に入っている初めての曲。この歌詞のなかに登場するキーワードが「音色」だった。

 京本大我はこう歌っていた。「響いてるだろ 俺らの音色は終わらない 抱きしめて 離さないぜ 覚悟しろよ」──。そう彼らの核には「音色」がある。それが6つ重なったことが奇跡であり、この6人が出逢えたことが奇跡。デビュー前もデビューしてからも、その音楽性を模索し広げてきたこの9年間も。新曲「音色」は、再び我々をあたたかな光で抱きしめてくれ、そのグラビティで我々を離すことはない。

 同楽曲は4月22日、東京ドームでの千秋楽公演において、アンコールの際に初披露が行われた。京本は「5月1日発売の曲、やって出し切ろうぜ! 最後にこれ聴いて、SixTONESとみんな、俺たち明日から生きていこうぜ!」とコール。さらに「君といれば素直な音がすんだ」の歌詞では残り5人を指差すパフォーマンスを見せた。さらに「一人で生きられない わけでもないのに この道選んでる」の歌詞では、6人内向きで輪になって歌っており、彼らの「覚悟」も伝わった。

 10周年の一発目が、彼らのイメージであるギラギラ、熱気ではなく、あたたかさや「絆」であることが彼ららしかったし、我々の存在を、自分たちがバッキバキのスターでいることなどよりもずっと身近な価値あるものだと考えてくれていることがうれしかった。そんな彼らの「音色」はきっとこれからもずっと、我々のそばにあり続ける。そして彼ら6人も、それぞれの「音色」を一つも欠かすことなくずっとそれぞれのそばにあり続けるだろう。彼らの「音色」は我々を笑顔にしてくれる最高のメイク。その「音色」というメイクを施して、これからも彼らとともに同じ方向をみつめていきたい。

(文/衣輪晋一)
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